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2017年10月2日~3日【テン泊】



[登山口]新潟県妙高市
笹ヶ峰キャンプ場(火打山登山口)

[コース]笹ヶ峰コース

[標高差] 約1134m

[歩行距離]約22km

[総評]
・コース(体力度)★★★☆☆
・コース(危険度)★★☆☆☆
・景色(満足度)★★★★☆

[トイレ]
・笹ヶ峰キャンプ場(水洗)★★☆☆☆
・黒沢池ヒュッテ(水洗)★★★☆☆
・高谷池ヒュッテ(水洗)★★★★★


[ヤマプラ]
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秋の山を満喫したいと連休を取りました。

候補は火打妙高、鳳凰、涸沢(奥穂)

鳳凰は来季の日帰りリベンジへ回すとして…

涸沢は奥穂高まで行くとなると1泊2日だと小屋泊だったとしてもバスの時間が平日ダイヤなので厳しい。



となると…火打妙高…ですか…



ただ…天気がねぇ…( ´ェ` ;)))




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10月2日&3日なんですが、この予報、完全に雨だよね??(+◇+;)




でも相方は、『どうせ降ってもパラパラでしょ?』という。




んーーー。でも高確率で雨降るよね??
夏の白山だってこんな予報でかなり雨だったし…




1日目に火打の山頂とって高谷池ヒュッテでテン泊。2日目は早朝から行動し、妙高登ってから下山。



火打より妙高の方がキツイから、おそらくこういう行程組む人がほとんどで、私たちも右に同じ!だったのだけれど、2日目の妙高市内の雨予報がどうしても気になり…



キツいけど初日に妙高登ってから高谷池に移動してテン泊、2日目に火打登って下山、という計画に変更しました。




トホホ…どうなることやら(*´ェ`*)
不安。不安しかないわ。





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【1日目・妙高】



高速のSAで寝て、登山口の笹ヶ峰へやって参りました。駐車場はガラガラ。紅葉のピークなのに…


そのわけは…そう。
「雨予報」だから、なのです。


出発前にとりあえず、お手洗い、お手洗い、と。




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駐車場からすぐのところに山荘がありました。明星荘。あそこでトイレ借りていいのかな?


ってなわけにもいかなそうなので(^_^;)


駐車場の裏のキャンプ場のトイレを借ります。登山口から3時間半、黒沢池ヒュッテまでトイレはありません。


まず相方がキャンプ場のトイレに行き、戻ってきたので様子を聞くと、キレイとは言えないけどまぁ、普通の水洗トイレだとか。


なるほどなるほど(´・_・`)
んじゃ、ちょっくら行くか。


ちょっとお腹痛くなってきたのでトイレへと小走り。トイレまで来ると、2人くらいトイレから出てきたのでホッとする。


登山口にあるトイレって、なんとなく、怖いからね(^^;;


人けがあるだけでなんとなく、安心(^^;;


そしていざ個室の戸を開けると…


ペーパーがない!


なんだよ〜と次のドアを開ける。ここもない。こっちもない!どこにもない!




わーーーーヾ(´Д`;人;´Д`)っ!




必死にクルマへ、トイレットペーパーを取りに走る。必死にね。




さっきトイレから出てきた女の人たち、手ぶらだったけど…大丈夫だったのかしら…サザエさん状態じゃなかったのかしら…(^^;;




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そんなこんなでバタバタしてしまい、6時スタート予定が6:15になってしまいました。

ペーパーは、念のため準備してからトイレ借りましょう笑




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『まだスか?まだスか?』と、わたしを急かしていたくせに、登山届け書いといてと頼んだにも関わらず、記入していなかった相方のせいで更に5分ロス。いよいよ出発です。

(そりゃあさ〜PCで作った登山届さ〜家に忘れちゃったけどさ〜でもさ〜時間のある人が登山届書いてさ〜出せば良くない??)




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お互いイラつきを抑えながら、まずはひたすら、ただひたすらに木道をゆく。




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火打山まで1/9。なぜ1/10じゃないの??と思ったら、山頂まで9kmってことでしょ?と相方にバカにされた(´・_・`)

数学ずらない、算数もニガテなわたくしめです。




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はぁ〜。ホントに、ただひたすらに木道を歩きます。


半刻ほど歩いてきた頃だったでしょうか。
一悶着ありました。


ったく、雨予報なのにさぁ〜(*σ´Д`*)
なんでわざわざ雨予報の山に来たの?
雨降ったらどうしてくれるの?
荷物も着てるものもみんな濡れるじゃん。
濡れたら乾かせないじゃん。どうするん?


ブチブチと文句を言い続けながら歩く私に、珍しく相方キレた。


『じゃあ帰るべ』と踵を返して来た方向へと歩き出した。


ちょっとーーー!(*´Д`*)
なんで帰るのーーー!(*´Д`*)


と叫ぼうとしたが、おじさんが2人ほど私たちの後ろを歩いていて、そんなアホな大声聞かれたら恥ずかしいので叫べず…とぼとぼと相方の後を追い、私も帰り始める…


おじさん達は、アレ?どしたの?と思ったことだろう(´・_・`)


あ〜せっかく連休もらったのに…このまま帰るのか…怒ってるからどこにも寄らずこのまま直帰だろうなぁ…あ〜つまんない〜。


でも山に登らなくていいのか…ふむふむ。


と、色んなことを考えながら10分ほど戻ってきたところで相方が振り返る。


『止めろよ!(^◇^;)』


『えーやっぱり行くんすか?(´・_・`)』
↑ちょっと残念。笑




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ということでまた山頂へ向かって歩き始めた。


この一悶着で20分ロスする。




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気を取り直して歩き続け、もう木道歩きがお腹いっぱいになってきた頃…おっとっとぃっ。


いきなり急な下り。を下りたら…




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黒沢。さっき20分ロスした割にはCT5分オーバーで済んだ(^^;;




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黒沢橋を渡るとだんだんと山登りらしい登山道になります。




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そして気付いたらウワサの難所。十二曲がりがいつのまにか始まっていました(^◇^;)

2/12の看板を見つけて、十二曲がりに入っていることに気付く。






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そしてさらにびっくりする。え?さっき2だったのに、もう3!?

2から3の間、短っ!

その間、2分。なんじゃこら笑




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2/12から12/12まで16分でした(^◇^;)十二曲がり登りきったところに休憩可能なスペースあったので、行動食と水分摂って、10分休憩。


ふぅ〜(^◇^;)


難所かと思ってたけど拍子抜け(^◇^;)


きっと十二曲がりのお陰で急坂も楽に登れたんだろーな。整備してくれた方々、ありがとうございました(ノ*´∀`)ノ




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十二曲がりが楽に登れてちょっと気を良くしながらスタートです<(・ω・。)>

標高があがってきて、十二曲がりから上は紅葉がキレイです。




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そして十二曲がりから上は…




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キツイキツイ激登りでした…( ´ェ` ;)))




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うぇ〜。いつまで続くの〜。




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十二曲がりからちょうど1時間。富士見平です。


あれ?CT2時間45分でテン泊装備だから3時間35分なんだけど、ロス入れても休憩入れても3時間で着いちゃった。


なかなかいいペースなんじゃない<(・ω・。)>??




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当初の計画だとここを左に入り火打方面へ行く予定でしたが雨予報のおかげで、行きたくないけど真っ直ぐ妙高方面へと進みますわー。




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富士見平…その名に恥じぬ、真っ平らなところです。




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そして、真っ平らな道は下り始める…


急登、登らせといて、今度は下るんかーい。




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歩いて〜下って〜




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歩いて〜下って〜




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富士見平の分岐から20分で黒沢池の湿原に出ました。




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ひろ〜い湿原の中に設けられた木道を進む。




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山肌の緑に紅葉している葉と、あまりよく写ってないんですが、ダケカンバの白い木肌が映えてとてもキレイ(o^^o)

クマとか歩いてたら怖いなと思いながら眺めていましたが、幸い、いませんでした(^◇^;)=3




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富士見平の分岐から45分歩いてきて、小屋がやっと見えた!

あー!着いたぁー!黒沢池ヒュッテ!

ピザとか、カレーとか、うどんとか、とにかく温かいものを食べさせていただきましょう!寒い!




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こんにちはー!ごめんくださいー!


シーーーーン。


(*´ェ`*)



すみませーーーん!



シーーーーン。



(*´ェ`*)




隊長!誰も居ません!



ということで、持ってきた、冷蔵庫から出したてほどに冷えたおにぎりとパンを食べ、更に体を冷やす笑





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妙高の山頂取りに行く前にお手洗い借ります。

チップ入れて、看板の案内に従って進む。

ん?トイレどこ?あたりを見回すが見つからない…

わーーー。



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ま、まさか、ここ??(☆゚Å゚☆)??


ぱねぇ。外から足が見える系。笑


そして戸を開けてびっくりする。




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え?めっちゃキレイじゃん(☆゚Å゚☆)

(お食事中の方、ごめんなさいね笑)




ペーパーは流せないから箱の中にポイだけど、水洗トイレでした。しかもお掃除が行き届いていてかなりキレイ。スタッフさんに感謝感謝〜(-´∀`-)




でも、完全に外にあって、完璧に外気に触れているトイレなので、まぁパンツ下ろすのが、寒さにおいても、恥ずかしさにおいても、勇気が要るぜ〜!ヽ( ̄д ̄;)ノ



まぁ、外からは絶対に見えないんだけどね(^◇^;)



野グソ魂みせたるわーい!。(`曲´#)!
(あらやだ、汚いコトバ使っちゃったヮ♡ごめんあそばせ♡)


↑なんの話か気になる方は
北八ヶ岳 茶臼山と最強の山オンナ編を読んでね




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トイレ済ませたらザックにカバー掛けて、笹の下にデポ。もうかなり空が怪しい雰囲気。




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妙高山頂へ向かっていざ出陣〜!サッとピッとパッと取ってきちゃいましょ〜<(・ω・。)>




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おぅおぅおぅ( ´ェ` ;)))最初から地味にキツイ登りじゃねーか。




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よいっっしょっと。ひぃ〜ひぃ〜( ´ェ` ;)))




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20分登り続けたら登りが終わりました。

ん?大倉乗越?

なんじゃコレ。変なゆるキャラ〜笑




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本日はじめて見えた、妙高山頂です!


驚きと、絶望。





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振り返ると明日登る火打山がそこに。




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へーーー。妙高山頂、プリンみたい(-´∀`-)おもしろーい。




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ゲーーー。あんな下まで一旦下りて、山頂まで登り返すのーーー。




行っきたくないなぁ…(*´ェ`*)




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でも、行くっきゃなーーい!


ここの大倉乗越から長助池分岐までは落石に注意、らしいです。事故多発って書いてある…こわっ。気を引き締めていこう。


と、さっそく洗礼。





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激下り。ここ、本当に登山道ですか(゚Д゚;≡;゚Д゚)?キツイわ〜。

頼りないロープが1本…

でもそのロープだけが今の私には頼り。





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下から見上げるとこんな感じ。帰りはここ、登り返すのかぁ…憂鬱だわね。




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下までおりると思っていたのですが、どうやら、道はトラバース気味で、下までは下りないようです(-´∀`-)




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乗越から20分歩くと、落石の注意喚起の看板が。ガレ場です。




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え?これどこ通ればいいの(・_・; ?

でも渡らなければなりませぬ。




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途中、上を見上げる。今にも岩が落ちて来そう。




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そして下を見下ろす。随分ゴロゴロと崩れたんだなぁ…どこまで崩れたのか一番下が見えない…




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ガレ場を無事やり過ごし、先へと突き進む。



そして、少しすると小さな小さな雨粒が、空から落ちてきた。




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静止画では伝わりにくいのですが、風がすごい。台風の時のようで、山全体がワサワサと揺れ、とても不気味に風が鳴っています(*´ェ`*)


こんな天気の時に山に登ったことなくて、なんだか急に怖くなってきました(*´ェ`*)




その事を相方に伝えると…




いや、全然大丈夫でしょ。
どうするの?行くの?行かないの?




む、むぅ…(-_-)なんでこの人はわたしをこんな目に遭わすのだろうか。(`曲´#)




『行かなーい(-_-)…』




行けないなんていう、そんな奴は小屋に戻ってヒルナンデスでも見てろ。




そう言って、登山道の先へと姿を消しました…一度も振り返らずに…




うわぁーーーーん。゚(゚´Д`゚)゚。




小屋…テレビあるかなぁ…(´;Д;`)

新潟って、ヒルナンデス、映るかなぁ…(´;Д;`)

今、11:30だけど、11:55からのヒルナンデスに間に合うかなぁ…(´;Д;`)



どうなってしまうのでしょう、アタシ。






後半へ、つづく。






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